プリンタから自由に

住む環境が変わり、いろいろと不便が発生中。
インクジェットプリンタを手放し、目下プリントアウトする環境が無いのです。もっとも、冷蔵庫、洗濯機、テレビに至まで、家電を全く持っておらず。1950年代の水準以下。そのかわり有るのはMac。

さて、どうしようかとおもい、プリンタを買うか?買うとしたらファックスがついているのがよいな、と思い調べてみると、おおよそ2万円オーバー。とてもすぐには買えません。
うーんと頭を悩ませながら、別途要件で、書類のコピーをとりにコンビニに。コピーをすませてコンソールを眺めると、なにやらPDFの文字が。
どうやら、USBメモリにデータを入れて持ち込めば、印刷ができるもよう。10枚程度の書類印刷にはもってこいの機能を発見することができました。

仕事とは別に個人の用事で使うプリンタのランニングコストを考えると、自宅にプリンタを備えて使用すると一枚10円とか20円とかかかるとして本体価格とあわせておよそ一枚30円ぐらいだと思うので、コンビニに行く手間を差し引けば充分間に合います

こんな感じで、みんなが共有する機器とかがあれば、何かと経済的なことができるのに、と、ふと思いました。

例えば、手に触れることのできるモノとして自動車が想定できます。バスや電車が有りますが、個人がなぜ自動車が欲しいのかというと、一つは、いつでも何処でもいける権利を欲することだと言えます。もう一方の実用的な理由としては、ひとが運べる限界を超える荷物を運びたいという目的のために自動車を所有することもあり得ます。
前者の場合は、欲望の駆動が目的なので、個人で買っていただくしか無いのですが、後者の場合は、荷を運ぶという目的が果たせればいいのであって、レンタカーやタクシーというオプションも有ります。そしてカーシェアリングという概念も導入できます。

手に触れれないという意味では、ネットの帯域が想定できます。安定した回線をより速く快適に使いたい!ということであれば、月間回線だけで数千円にプロバイダに数千円を支払う必要があります。一方で、リアルタイムでなくていいからネットにつながってデータのやり取りができればいい、ということであれば、公衆無線LANにつないだりすれば目的は果たせます。
ここでも、その境目はいつでもどこでも、自分の都合に合わせてネットにこぎだすことができるという欲望であるといえます。

こう考えていくと当たり前ですが、贅沢とは何か、というと、我慢をしないこと、と答えることができるのだろうと思います。いわば自由ということです。自由を得たいと思う人に自由を提供するサービス、これが商売の一つの方法だなー、と改めて考えました。

もっとも、すでに自由な人たちに商品を売るというのは難しいですよね。それは例えばすごいお金持ちか、そうでなければ遊民か。

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