情報の腑

今まで,電子情報はいまいち実体がなくうさんくさいなー,とおもっていたのですが,イーサネットに機器をぶら下げることを考えていて,腑に落ちました.腑に落ちただけで,言語化はできてないけれど,とりあえず書いてみる.

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というのも,フィジカルコンピューティングについてあれこれ考え,コンピュータから”こちらがわ”に情報が実体として出てくるイメージをもつことができたから.

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通常ならば,ディスプレイの画像情報や,スピーカからの音声といった,目を閉じて耳を塞げばシャットアウトできることが,パソコンから提供されているというイメージ.

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機械について専門と嗜好を持っているので,これだけでは,何とも心もとない.金属のひやっとした感覚や,エンジンの振動が伝わってくることもない.

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ところがコンピュータから,物理的に何か力をコントロールできることができるよね,って当たり前のことに気づき,かつ,それはネットワーク越しでも全然OKという技術も垣間みることで.はたと気づきました.

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ネットワークを介してやり取りされる情報が,機械的な出力を持てば,力学エネルギーにあたかも変換できるように見える,ということ.

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単純な話では,ロボットの遠隔操作でもいいのですが,操作するという行為が符号化されて,ネットワークを流れ,そしてアクチュエータを動かすという力学に変わる.

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エネルギー保存の法則には,もう一つ,情報量の保存の法則が乗っかっているのではないかということが想像できる.

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このあたりは,現在の思考と研究とは別に,新しく考えて行きたいこと.

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