何事にもアイディアが核心だけれど,そのアイディアがどういうときに生まれるのかを考察する.
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アイディアは解決過程におけるアイディアと,アイディアのためのアイディアがあると考える.
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アイディアのためのアイディアは,何をしようかという,まっさらな状態での方針付けの際に思いつくこと.個人の日常生活から仕事にいたるまでのなかでの疑義が明確になることであるともいえる.
解決過程におけるアイディアとは,問題が既にあり,事項の関係が不協和を起こしている状態である.不協和を解決するには,合理的に解決プロセスを踏んでいって一段階づつ問題のよじれを修正していくことになる.
両者の一番の違いは,問題が与えられているがそうではないか,という点.
アイディアのためのアイディアは,火のないところに煙を立てるように,本当に問題があるのか?という疑問がある.だから何となくうさんくさく見える.
一方,問題が与えられている場合,問題は既にあるので,それを如何にエレガントに解くか,素早く解くのかが大事となり,そのためのアイディアが必要となってくるだろう.
どっちにしても大事なのは,手持ちのリソースを如何に最大化するのか,そのための方法を思いつくことが,生存するために重要となるんだろうと思う.