年末に1年を振り返るブログ記事をしたためるコンテンツになっておりますが、さて昨年は何を書いたかと振り返るに、やると言っていサーバ新調やれてないということで大晦日に反省する次第です。
すっかり記事を忘れていたのですが、この冬休みにはサーバ新調するんだとちらちらと脳裏をよぎりていたのはこのことかと。
振り返れば今年はいろいろと気になっていた美術館・博物館の展示を思いがけずよく行った・見たなという1年だったということで、ダイジェストでお送りします。
2月
「コレクション展 光の「うつわ」」
富山市ガラス美術館
https://toyama-glass-art-museum.jp/
exhibition/exhibition-6235/
行ってみたいと持っていた北陸の美術館。隈研吾さん設計。街中にあって周りも賑やかで美味しいランチもいただいた記憶あり。
ガラスというメディアは身近だけれど自分で造形したことはないので興味津々。溶ける、くっつく、固まる、光が透るという性質と向き合いと実感。展示会と卒制展が併設でどちらだったか記憶定かでないですがくるくる軽い(実際は重おく脆い)作品に注目。
「桃紅の書 書は散なり」
岐阜現代美術館
https://www.gi-co-ma.or.jp/
exhibitions/tokos-calligraphy_a-liberating-flow/
鍋島バイテックさんの会社敷地内にどどんと鎮座する現代美術館。桃紅館と大地館とかがあって2枚目のプールは大地館。書家の篠田桃紅さんの作品を収蔵し、アトリエすら再現した美術館が桃紅館。
書家さんの作品を見る機会はほとんどないため、どうみたものなやらと思いつつも、歳を重ねるごとに自由に表現するもんだなと感じたことと、日々これ創作という生活スタイルをアトリエから感じた次第です。
3月
ヤマザキマザック工作機械博物館
https://machine-tools-museum.mazak.com
かなり渋い工作機械の展示施設。かつ、会社内の巨大な敷地と建物を一般に公開する太っ腹。さすが世界のヤマザキマザックさん。
ヤマザキマザックは工作機械の大手で、機械をつくるための機械、いわゆるマザーマシンと呼ばれる装置を開発販売しています。その事業に関連して、古今東西の工作機械を収集展示しているそうです。
個人的には1枚目のギアを切る工作機械のメカニズムが一見して全く分からず、驚き。これ、今から100年ほど前のアメリカ製機械ですがこのような装置を設計開発できることが国力だよな、と実感。
また思いがけずドレフィスデザインの黒電話の展示があり、界隈の人間としてはみたことあるぞが言える収穫ありました。
関鍛冶伝承館
https://www.city.seki.lg.jp/kanko/0000001558.html
刀鍛冶を調べたいよということで訪問して鍛治仕事を見学。当たり前ですが、熱いのと熱いうちに打て、ということを実感。
おもったよりも鉄の塊は重すぎず、これが刀になって振り回されるのかとおもったしだい。これから、ピカピカの刀になるまでの工程を遥かなる思いです。
ぎふメディアコスモス
岐阜市立中央図書館
伊東豊雄さん設計の素敵建築を紹介はするけどやはりみたことないということで訪問。ゆったりとした内部空間が心地よいです。また、館内各所でイベントごとが開かれているようで、人の集まる拠点として機能している様は街づくりとの接続としても興味津々です。
柳ヶ瀬?がそういえばちかいんですけど、そっちはどうなったんでしょうかという疑問も抱えつつ街歩きはできずに帰ってきたことが心残り。
6月
あいち航空ミュージアム
小牧からの搭乗後の乗り換え待ちの時間で見学(出張あるある)。以前もきたことがあるけど当時はMRJ全盛で、亡き今どうなってるかと思いましたがなんの、充実の展示でした。
1枚目はYS-11と復元模型零戦が映ってますね。零戦の整備マニュアルコピーが置いてあって、エンジン整備やら工具箱のレイアウト写真などがまとめられてました。ものではなく整備もありきで飛行機飛ぶよね、ということをいちおうきっちりやってきたことがモノづくりの足腰に繋がるよなー、と感じたことがでかい収穫でした。
7月
「ミュシャ展 ~アール・ヌーヴォーの女神たち」
福井県立美術館
https://fukui-kenbi.pref.fukui.lg.jp/
exhibition/exhibition/archives/87
漫画好きアニメ好きイラスト好きには外せない、ミュシャ展(ムハとも)が福井にということで訪問。
やはり!大きな展示でみるのは全然違って、商業美術・ポスターとしての由来を感じました。展示の流れや設計も綺麗で参考になりました。
写真にはないですが、図案集のようにひたすらパターンやオブジェのスケッチがずらっと並んでいる展示も圧巻で、エスキス大事と感じました。
8月
美濃和紙の里会館
https://www.city.mino.gifu.jp/minogami/
イサム・ノグチさん作品など、和紙といえば美濃、ということで美濃和紙産地を駆け足で訪問。すごく近代的な鉄筋コンクリートの施設で和紙作り体験ができます。
簾に平に繊維を広げるのは難しい、というか、平に枠を持つのがぞもそも難しく、平衡感覚と体勢感覚に優れたアスリートでないと難しいぞという感覚でした。
時期はお盆のころで観光客の方が多かったのと海外からのお客さんも。日本文化は愛されてますね。
「初飛行40周年記念企画展「飛鳥」」
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
exhibition/special/40th_anniversary_aska_2025/
お世話になっている先生からお誘いありで飛鳥展へ!
飛鳥は日本の特殊な国土事情を踏まえて、短距離離着陸できる飛行機開発を目指した低騒音STOL実験機で1機だけ製造されたものです。この実機がかかみがはらに収蔵されています。
何度かきてますが、今回は特別展示を解説付きで!色々と教えてもらいました。それを踏まえて例えば2枚目の写真ですがエンジン出力やカットオフのためのペデスタル、飛鳥向けの特殊なレバーなどが付いていることがわかります。
こちらは年あげ12日までやっているのでぜひみていただけると良いかと!
「デザインあ展neo」
TOKYO NODE
みんなだいすき、デザインあ、の展示会。子どもたちがきゃっきゃしていて、大人もきゃっきゃしています。
デザインというと、出来上がった結果に目が行きますが、プリミティブな「あ!」という感性から問題解決であったり別の視点をもつことが大事、というかそういう営みだよということを誰でもがわかる展示会と思いました。
という、展示が綿密にデザインされているんですよといういのが、なんとも心憎い取り組みです。
「山本理顕展 コミュニティーと建築」
横須賀美術館
https://www.yokosuka-moa.jp/
archive/exhibition/2025/20250719-939.html
建築家 山本理顕さんの大規模展覧会。ご自身の仕事である横須賀美術館で開催され、内部空間からレストランのテーブル越しに海を眺められる窓というか合間の設計にノックアウト。建築と土地と営みとの造形化に興味がつきません。
初期の住宅設計や集合住宅ににおける構造と形態の探究もありながら、大規模になるにつれてカタチではなく在り方を仕切っていく、ような建築物になっていくような印象でした。
展覧会で引用されていた文献を課題図書として持ち帰ってますが、全然読み進められないで年越しを迎えてしまった。。。(集落の教え100 は読み終えたけど。。)
10月
「ioft2025 International optic fair Tokyo 」
東京ビックサイト
https://www.fashion-tokyo.jp/hub/ja-jp/to-visit/award.html
メガネの展示会、見学できました。今後については何ともですが、歴史をつくってきたこの展示会の雰囲気を見れたことは貴重でした。
11月
「ジャパンモビリティショー」
東京ビックサイト
https://www.japan-mobility-show.com
iOFTとは会場は一緒だけども規模が10倍以上のこちらの展示会。東京モーターショーからジャパンのモビリテイィショーとタイトルとコンセプトを変えて、未来の消費者や作り手となる子どももグッと意識がを高めることのできる内容が並んでいるのかな、と感じました。
販売の前のビジョンを魅せるというという点が、今後のフィジカルな展示会をする意味になるのかなと考えました。というのも、HONDAさんはいきなり陸海空+宇宙の展示になってて、モビリティやん!と膝を打つ感じでした。
あとはやはり話題のセンチュリーブランドは日本の極みと思わせる内容で眼福でした。
DESIGNART
https://www.designart.jp/designarttokyo2025/
会期中に各所で展示がなされるイベントで、色なところにいって色々とくたびれたぜ、、という。
ただ、こういう機会がないとみれない例の3Dプリンター(?)でつくった2枚目写真の大型の造形物をみたり、1枚目の写真のように薄板の曲げのアイディアなどに触れたり。
他に、アアルトのショップにいったりKen Okuyama ショップにいったり、それでもって話を聞けたことは大いに収穫でした。ありがたいありがたい。。
「Good Design Exhibition 2025」
東京ミッドタウン
https://www.g-mark.org/
learn/past-awards/gda-2025/gde2025
こちらも久しぶりにGood Design Awardの展示会に。そういえば、むかーし、展示しに来た記憶が蘇りました。
関係者の受賞がありで展示されていると喜ばしいのと自分も置きたいなーという気持ちになります。
また、周辺でもデザイン系の展示があって、ISSEY MIYAKEさんの展示が21_21 design siteでありましたので見物に(2枚目)。美しい。。
「第72回日本伝統工芸展金沢展」
石川県立美術館
https://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/
exhibition/exhibition-17435/
写真が撮れないというので看板だけで地味ですが、毎年金沢でも展示しているのでありがたく見物させてもらっています。
今年の衝撃は四代目 田辺竹雲斎さんのCAD?計算?を用いた造形。存じ上げなかったのですが、伝統的な世界に最先端技術を取り入れてかつ、この古典的な展示会に出してきたということで、めちゃくちゃ興味深く思った次第です。
動画がありました
三条鍛治道場
出張の合間に、ワークショップを体験。刃物産地の1つとして有名な新潟県の三条市地域で、図書館の横に施設があります。(ちな、図書館は隈研吾さん設計)。
以前図書館に来た時にも施設があるのは知っていたのですが今回はちゃんと体験しようということで訪問しました。
体験したのは、この地域ならではの和釘と、五寸釘をねじねじして作るペーパーナイフづくり。小学生でもやるよということで、簡単かというとそうではなくかなり難しい作業、丁寧に教えていただきつつ、そこ持っちゃダメ!と叱られながらなんとか完成しました。実感するのは「鉄は熱いうちに打て!」でした。
「THE奇談 妖怪絵師マット・マイヤーの世界」
福井新聞社 風の森ホール
https://fupo.jp/event/thekidan/
若干のお手伝いをもしましたが、展示見学。かなりイカしたイラスト作品で、見応えたっぷり。これは、新しいIPとして価値創出に繋がっちゃうんじゃないの?ということと、福井県の説明を日本海側から眺めたイラストがあって、これはあたらしい見方として目から鱗の新鮮で、参考にしたい!と思いました。
天然砥石館
https://www.tennentoishikan.com
京都 亀岡にある公共施設の一角に、名産品であった砥石のフューチャーする建物が。なぜかふるさと納税で昨年体験したいと申し込んで、期限が切れそうなので滑り込みで体験しました。
包丁を持ち込んで、研ぎ方を手取り足取り(?)教えてくれます。最初にマイクロスコープで刃の状態をしっかり観察してから研ぎ始めて結構本格的。教えてくれたのは地元の教育機関で工芸を勉強しているお姉さん方でそっちのお話も興味深かったです。あと、最初はアメリカで料理人やってるという兄ちゃんと一緒に包丁研ぎはじめました。
研ぎ上がりはどうかというと時間切れで最後は店長のお姉さんにちょっと託して完了。小型砥石ももらって帰りのバスにギリギリセーフ!(店員さんも一緒に体験したおじちゃんも、お店終わったら車で送ってくよ〜とは言ってくれてました。感謝)
なんだか、研ぎ仲間なるものの存在があるらしいことを知る経験でした。
なお2枚目はなぜかボルダリングウォールが隣にあって、時間潰しで登ってみている図になります。
「民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」
京都市京セラ美術館
https://kyotocity-kyocera.museum/
exhibition/20250913-20251207
例の仏像と例の猫です。というのが、見れる!写真を撮れる!ということだけで嬉しい展示会ですが、美術館とその庭園なんかも美しく、来たことなかっただけに盲点でした。
民藝については、個人的にはまだ捉え所のない感じもしまして勉強中というもあります。関東においては白樺派、手賀沼の別荘地などの歴史もあって、市井の営みと、ハイカルチャーの文化と、民藝との関係がどうもうまく整理できないこともあり。
ということもありますが、やっぱり河井寛次郎さんの作品に出会うと、なぜだかおおぉと思います。(というのを知人も仰ってて良かったなと思ったねんまつです)
12月
「柚木沙弥郎 永遠のいま」
東京オペラシティ アートギャラリー
https://www.operacity.jp/ag/exh291/
民藝わからんといいながら、民藝的な作家さんとして最近亡くなられたサミローさんの展覧会。
絶対、ゆずきって呼んじゃうんですが、ゆのきさんだと今回の展示会で深く脳裏に刻み込みました。
たまたま、前週に長野にいってのですが長野出身だということでまずちょっと驚き。旧制高校ー>東大哲学という実はめちゃインテリなのでは。。。とも思わせる経歴。
染色によるテキスタイルパターンや、大胆な造形のグラフィックデザインなどは素朴さや手仕事の感覚を大事にしたもので、好ましさに繋がっているんだと思います。が、個人的には、それはそれとして、実際は技法や色彩理論を背景にした精緻な技術をもって、大胆さや素材感や素朴さを創り出しているんでなかろうかと感じました。で、後年になるほどのびのびと自由に造形をしていることも、なんだか人気の理由の一つと思った次第です。
「知覚の大霊廟をめざして——三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション」
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
メディアアートです。メディアアートといえばICC。で、三上さんは存じ上げなかったのですが、今回体験できるということで訪問。
予約制の体験はできなかったのですがそれでも大満足。
いずれも、技術、特にエレクトロニクスや通信、機械工学といったハードな技術を知覚や感覚とどう接続するかという取り組みが個人的は好きなのとと、今回の作品群はそれがテーマになってるなーと感じました。
技術を見ることと技術に見られることと言ったらいいんでしょうか、その関係を、プリミティブな造形で魅せる、というところにメディアアートの醍醐味や美しさがあるんではないかなー、と考えて、自分もやってみたい!になってます。
「織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ」
ヒカリエホール
https://www.bunkamura.co.jp/museum/
exhibition/25_wegner/
展示の規模、展示の方法、展示の流れ、それぞれでもうノックアウト。すごい。展示は建築家の田根さんということだそうなので、その効用なのかもと。
ハンス・J・ウェグナーさんは家具のデザインでは有名で、多分見たこと座ったことある椅子が多数あるはず。
で、この椅子類、に限らず名作イスを蒐集収蔵している織田さんのコレクションがどどどっと展示されています。ちな、去年のポール・ケアホルム展もそのはず。
個人的には自身で作り方の解説をしている動画が流れていて、どうやったら強くなるか、どうやったら快適に座れるか、どうやったら作れるか、という、デザインの基本的な思考をドローイングを用いて淡々としている様が映し出されていました。たぶん、華美であったりは目的でなくて、副題にあるような「クラフトマンシップ」という精神に根ざしているのが日本人の琴線に触れるだろうなと実感しました。
とはいえ、あらゆる造形の触れる部分の造作は美しいぞとおもいながら眺めて歩きました。それでもってくたびれた後には、着席体験ができるんです。
「拡大するシュルレアリスム視覚芸術から広告、ファッション」
大阪中之島美術館
https://nakka-art.jp/exhibition-post/
surrealism-2025/
シュールってよく使うようになったけど、ナンセンスとか面白くないとか通好みとかetcで原意は恥ずかしながらよくわかってない状態。で、今回シュルレアリズムということでどんなもんかなと思っていたところ、「超現実主義」ということどで、現実を超えるんだなと理解。なんだかわけわかんないけど惹きつけられる、ということは共通的な何かがその美術表現にはあるんだろう、それを探すん旅の展示と理解しました。
個人的には、ダリ!マグリット!デュシャン!え、イサム・ノグチも?という内容で初心者としての情報整理ができたというのが収穫でした。
終わりに
- ちょこっとメモを書くだけのつもりが結構なめんどくさいことに、こまめに記事化することが思考の整理するにも大事だよねと反省
- まとめてみると改めていろいろ行っているけど、今年は航空祭的なイベントには参加していないのも美術展が増えている一因と分析
- 都会に行くとある意味ついでに展覧会見よう見ようと思いつつ、展覧会を見るつもりでもっと地方に足を伸ばすぞ!と思った次第。具体的には鳥取島根を制覇したい、石見銀座、和紙、コナンあたり。
またまだ、ログしておきたい出来事はあれども以上として、本年もお世話になりました。皆様良いお年を。
















































































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